先輩・体験者の声

工事現場の一般および工事車両の誘導

車を運転していると工事によって、2車線が部分的に1車線になっていることって、結構多いですよね。そして手前と奥に警備員が旗や光る棒を持って立っている。2車線を1車線にするのは片側交互通行と言います(略して片交(かたこう))工事内容は電柱、道路舗装、地中の水道管、橋梁工事など。溝掃除などのような1車線を封鎖しないで済むような場合は、<作業中>とか<工事中>と書かれた看板とともにコーンが置いてあります。工事区間が長距離の場合は一般車両の後ろに<工事車両>と貼ってある車がついてくることがあります。それは反対側の警備員に「これが最後の車ですよ~」と教えるためです。片側交互通行の場合、場所によってかなり警備の難易度が変わります。

施設警備(野外)

大型ショッピングモールの場合、駐車場に入ると止める場所を警備員によって指示されることがあります。「いらっしゃいませ~。こちらにバックでお願いしま~す」って。大型な駐車場は道順が指示されています。それを無視してみんながバラバラに走り出してしまうと、思わぬ事故の原因になるため、警備員が配置されています。それと同時に駐車場を歩く人を止めたり流したりすることもします。
施設の駐車場の場合、指示に従う人が大半です。車内で頭を下げる人も多くおられました。お礼をする人が多くいるというのは意外な経験でした。しかしときには高い車だから嫌だということで、やけに離れた場所に止める人などもいます。そして若いのにベンツやポルシェに乗っている人は高圧的なことが多いです。そして高確率で横に女性がいます。毅然とした態度でいましょう。しかし勝手に行く車は止めないでおきましょう。危険です。いろいろと。とにかく対応力が必要な現場です。最寄りのガソリンスタンドを聞かれることが最も多いです。その位置だけは絶対に覚えておきましょう。 

警備の人付き合い

警備で大事なのは車両と人の誘導ですが、実際の警備はそれだけではありません。工事を行っている人の簡単な手伝いをすることがあります。
  • 工事車両がバックで入るときには誘導します。
  • 土砂などを降ろす車両なら降ろしきるまで手で合図します。
  • 道路に泥が散乱したら掃き掃除します。
  • 工事区間が刻一刻と変化するときはコーンや看板などを適宜移動させます。
こういったことを行うため、警備員はただ立っているだけではありません。工事されている方とコミュニケーションをしなければなりません。知らなくても容赦がありません。怒鳴られる経験がない人にはキツいかもしれません。
一方で警備の方は優しい方が多かったです。それは他社との合同警備でも感じたことです。定年退職された方、自営業を営む方、時勢により印刷会社が倒産した方、と様々。仲良くなっていろいろな業界のことが聞けました。
施設警備においては、駐車場でドアや窓が開けっ放しにしてある場合はそばにいることもあります。しかし後々のトラブルを起こさないために、一切手をつけません。雨が降っていても窓を塞ぐような工夫はしません。気を付けてください。
一般客との会話は必要最小限にしましょう

警備員の経験

警備員を経験してからはどんなに馬鹿にされているような職業でも、どんなに批判されているような会社でも、たとえブラック企業でも存続している以上は必要なものなのだろうと思うようになりました。誰かがやっているからキレイで、誰かが小言を言われているからサービスがあって、という当たり前を言葉ではなく当事者として獲得したのはよかったと思います。法律により工事するときは警備員を配置しなければならないことがあります。だから工期に間に合わせるために人員をかき集めた結果、工事関係者や警備員は県外から来ている場合もあります。2府県先からということもありました。もし見かけたら、「楽そうだな」ではなく、「お疲れ様」と思ってあげてください。